2.大縁山 樹林寺(法華宗)

大縁山 樹林寺(法華宗)
だいえんざん じゅりんじ

創建は永禄五(1562)年。それから456年の時を経て平成30(2018)年に再興された。

寺の由来を知れば知るほど
歴史を深掘りしたくなる

大友義鎮が出家して宗麟と改名した寺として知られる「樹林寺」。もとはこの場所にあった諏訪神社を移し、寺を建立したという。当時の樹林寺は天正十四(1586)年、薩摩兵が乱入した際に焼失。現在の建物は臼杵藩主の別荘として建てられたもので、昭和に入って個人の所有物となっていた。一説には日本初のノビシャドがあった地ともいわれ、宗教を超えて神や仏が集った場所として注目を集める。別荘なので一般的な寺とは風情が異なるが、大友氏から稲葉氏へと連なる臼杵の歴史を語る上で欠かせない。「神仏やどり縁つなぐ寺」だ。
※義鎮=よししげ
 ノビシャド=キリスト教の修練院

宗麟公(左)と息子の吉統公(右)、大友氏歴代(中央)の位牌が置かれている。
※吉統=よしむね

現在の建物は稲葉家によって建てられた。茶室は当時のまま残されている。

住所
大分県臼杵市花園738
電話
0972-62-3738(妙顕寺)
駐車場
スタンプの場所
本堂の左
トイレ
海辺地区公民館を利用
備考
通常は無住

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