3.寺小路磨崖クルス
寺小路磨崖クルス
てらこうじまがいクルス
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昭和八(1933)年に偶然、発見されるまで、磨崖クルスの面は地面に伏せられていた。
岩肌に刻まれた
野津キリシタンの深き信仰心
横2.7m、高さ1.4mの阿蘇熔結凝灰岩の塊に彫刻された『寺小路磨崖クルス』。正円の中に薄く彫られた十字架は、頂部に罪票(イエス・キリストが十字架にかけられた理由を書いた札)をあしらい、鏡餅のような形をしたカルワリオの上に建てられている。横木に2ヶ所、縦木に1ヶ所、イエス・キリストを十字架に打ち付けた釘を表した聖釘が確認できるのが特徴で、日本に残る石造十字架のうち、聖釘を彫ったものは、この磨崖クルスだけ。16世紀末の野津のキリシタンがキリスト教の教義を深く理解していたことがうかがえる。
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少し判りにくいが、罪票や聖釘が確認できる。均整の取れた美しさでも知られる。
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国道10号線沿いの小高い場所にある。道向かいには、大友宗麟の父、義鑑の墓がある到明寺跡も。
※義鑑=よしあき
- 住所
- 大分県臼杵市野津町大字宮原3812
- 電話
- 無
- 駐車場
- 覆い屋前広場に1台駐車可
- スタンプの場所
- 臼杵市野津庁舎「ゆるる」市民広場の円柱内
- トイレ
- ゆるる内トイレを利用
- 備考
- 野津庁舎は平日7:30~18:30、土日祝日8:30~18:00