1.臼杵八坂神社

臼杵八坂神社
うすきやさかじんじゃ

7月の臼杵祇園祭では、ここから神輿や山車などの行列が町へ繰り出してゆく。

この神社を抜きに
臼杵の夏は語れない

稲葉家下屋敷や市立図書館が並ぶ、城下町らしい情緒をたたえた道の奥。木々と共に目に飛び込んでくる大鳥居は、この町で暮らす人にはお馴染みの風景だ。ここ『臼杵八坂神社』は、藤原道兼公が天延元(972)年に、奥州磐前郡(福島県いわき市)の鶴ヶ峰に勧進したことがその起源。その後、源義家の清原氏討伐の戦乱を逃れるため、承徳元(1092)年に船で臼杵にたどり着いたという。主祭神は、健速須佐之男命尊・奇稲田姫命・大国主命。当時は『祇園宮』だったが、明治四(1871)年に神仏分離令によって現在の社名に改めた。『八坂神社』といえば毎年7月に行われる臼杵祇園祭で知られる。神輿や山車を中心とした2,000人を超える絢爛で勇壮な行列は、臼杵の夏を彩る伝統行事だ。祭り以外でも、家内安全・安産祈願・商売繁盛など、諸祈願でも多くの人が訪れる。町中にある癒しの場として、ゆっくり散策するのも気持ち良さそうだ。

※健速須佐之男命=たけはすさのおのみこと
※奇稲田姫命=くしいなだひめのみこと
※大国主命=おおくにぬしのみこと

安永5(1776)年に再建された本殿(大分県の有形文化財)の周りには、精緻な彫刻が施されている。

拝殿。6月と年末の2回、大祓が行われる。茅の輪も置かれている。

本殿の後ろにある御神木からは、大いなる生命力を感じる。

御朱印

住所
大分県臼杵市臼杵1番地
電話
0972-62-3673
駐車場
スタンプの場所
社務所の左側
トイレ

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