7.臼杵神社

臼杵神社
うすきじんじゃ

被葬者の魂を悪い霊から護るために造られた石甲。1500年以上たった現在も、赤く塗られていたことがわかる。

臼杵という地名は
この場所がその由来か

県内有数の前方後円墳として知られる熊崎地区の「臼塚古墳(県指定史跡)」は、全長87m。この古墳に建っているのが「臼杵神社」だ。鳥居をくぐると鎧を象った2基の石甲が見える。この形が臼と杵に似ていることから「うすきね神社」と呼ばれ、地名の語源となったと云われている。古墳からは2基の舟形石棺も出土され、人骨や副葬品が見つかった。そんな古墳の上に神社があるのは意外にも思えるが、亡き人の御霊を祀ることから始まった神道の成り立ちを考えると、自然な流れといえる。ここは、祈りの原風景に出会える場所なのだ。

御神木は樹齢700年の樟(くす)の木。触ると病気が治ることで知られている。

数々の副葬品とともに、豪族が葬られていた石棺。拝殿の隣にあり、誰でも見ることができる。

住所
大分県臼杵市稲田 字林西平131
電話
駐車場
三重野公民館駐車場を利用
スタンプの場所
拝殿内
トイレ
三重野公民館トイレを利用

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