臼杵まなび旅

夢が詰まった完熟堆肥で
有機の里を支える

タカハシノブヒロさんの紹介画像

高橋 宣博

タカハシ ノブヒロ

『臼杵市土づくりセンター』職員。
岡山県出身。大学在学中に有機農業の本と出会い感銘を受ける。卒業後に2年間働いて資金を貯め、臼杵市へ。「ニンジンから宇宙へ」の著者・赤峰勝人さんに弟子入りして、無農薬・無化学肥料の農法を学ぶ。

臼杵市土づくりセンター

  • 住所:臼杵市野津町八里合2515番4
  • 電話:0972-63-1111(臼杵市役所・農林振興課・有機農業推進室)
  • URL:http://www.yumetaihi.jp

まわりは緑、上には青空。『臼杵市土づくりセンター』は、自然に囲まれた静かで小高い場所にある。おいしくて安心・安全な野菜づくりは土づくりから。その思いから誕生したこの施設では、草木と豚糞を8:2の割合で混合し、約半年で完熟堆肥「うすき夢堆肥」を製造する。このセンターが完成して11年。今では有機栽培に取り組む農家も増え、臼杵市の有機の里づくりはさらに充実の時を迎えている。

高橋宣博さんは岡山県出身。24歳で臼杵市にやってきて有機農業を学び、センターの立ち上げ時から職員として参加した。「個人で完熟堆肥を作ると、完成まで1〜2年はかかるんですよ。このセンターで『うすき夢堆肥』を製造することは、有機農業を志す農家にとって大きな追い風となっています」と高橋さん。自身も有機農業の実践者であるため、この施設の存在意義を感じているようだ。「農家さんだけでなく、臼杵の飲食店さんは『ほんまもん野菜』への理解が大きいですね。野菜本来の味や食べる人の喜びを第一に考えてくれるお店が多いようです」と笑顔をこぼす。「うすき夢堆肥」こそ、有機の里づくりのはじめの一歩。健康な土で元気に育った野菜の根っこには、高橋さんたちの汗と努力がひっそりと隠されている。

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