臼杵の主要観光スポットばかりを詰め込んだよくばりコースです。移動距離が少し長く、臼杵の文化や歴史をじっくり知りたい方やお時間に余裕のある方におすすめです!
旧臼杵藩主稲葉家が帰郷の際の屋敷として明治35年に町の有志により建てられました。薬医門、千鳥破風の屋根、式台玄関、書院造りなど、江戸時代末期の上級武家屋敷の建築様式を色濃くとどめています。広々とした庭園からは、殿様の住まいらしい壮麗で風格のある屋敷の姿を目にする事ができます。稲葉家下屋敷は平成20年、国の登録有形文化財に登録されました。
所要時間徒歩5分
文化勲章受章者で、女流文学者として一世を風靡した野上弥生子の記念館です。夏目漱石や、芥川龍之介との親交が深かった弥生子の遺品200点あまりが展示されており、少女時代の勉強部屋なども見学することができます。同建物の小手川商店は弥生子の生家であり、安政2年から続く酒屋として今もなお製造・販売を続けています。
所要時間徒歩すぐ
江戸時代後期に建てられたこの酒蔵には、臼杵市がポルトガルのロジェリオ・リベイロ氏に依頼したアズレージョ(装飾タイル壁画)が施されています。外壁画は、大友宗麟時代の臼杵とポルトガルとの歴史の経緯が描かれており、屋内のアズレージョはカトリック教の洗礼を表現したもので、外壁には戦国大名大友宗麟が洗礼をうけているモチーフがあります。
所要時間徒歩7分
臼杵市が所蔵する貴重な歴史資料約3万5千点を中心に展示しています。近世絵図資料群(県指定有形文化財)など、全国でも極めて貴重な資料を観ることができます。また、臼杵市の所蔵資料の中には、ローマにもその名を知れたキリシタン大名・大友宗麟や、織田信長の重臣にして初代臼杵藩主の父、稲葉一鉄に関する資料などもあります。子供から大人まで、楽しみながら臼杵の歴史に触れることができます。
所要時間徒歩7分
「早春賦」や「故郷を離るる歌」の作詞者で国文学者、吉丸一昌は、旧臼杵藩下級武士の長男として臼杵市海添に生まれました。東京府立第三中学校(現両国高校)の教諭時代には芥川龍之介を教え、明治41年には東京音楽学校(現東京芸大)の教授となり、中山晋平や山田耕作など多くの音楽家を育てました。夫人の実家に建てられた記念館には一昌の遺品や楽譜などゆかりの品々を展示しています。
所要時間徒歩10分
龍原寺の塔は九州に2つしかない江戸期に建立された木造の三重の塔です。臼杵の名工、高橋団内が設計し、10年の歳月を費やして施工されたもので、安政5年(1858年)に竣工しました。塔には聖徳太子が祀られており、太子塔とも呼ばれています。塔の四隅を邪鬼が支える彫刻も必見です。
所要時間徒歩5分
大友宗麟時代から街道筋として役割を果たした道です。江戸時代には、武家住宅と寺院とが混在する景観をつくり出していました。この地区は臼杵を代表する景観の一つで、平成5年には国の年景観100選に選ばれました。また、臼杵の歴史と文化を伝える”歩く歴史博物館”ともいわれています。二王座は約9万年前の阿曽噴火で形成された阿蘇溶結凝灰岩の丘です。街道筋を確保するため、あちこちに凝灰岩を切り割ってつくられた「切通し」の道があります。
所要時間徒歩3分
「サーラ」は、ポルトガル語で「居間」を意味します。平成28年10月に「サーラ・デ・うすき」は「居間」としての「憩い」「集い」に加えて、「臼杵の台所」としての食の情報発信・継承」「チャレンジ」をテーマとした施設にリニューアルしました。四季折々の旬の野菜・地魚・郷土料理を味わい、臼杵の食の魅力を感じてください。